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日本にも格式あるビールの審査会があるって知っていますか？
2024年3月31日
みなさんこんにちは！中の人です。
ここ数日で一気に春模様の東京ですが、皆さんの地域ではもう桜は咲いていますか？
中の人も例年あまり行けていないお花見に今年こそは行きたいのですがいかに...
さて今回はまだ寒かった2月頭に開催された「Japan Great Beer Awards / ジャパン・グレートビア・アワーズ2024（以下、JGBA）」の紹介をしてみたいと思います。
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そもそもJGBAとは...？
以前のビールの資格の記事でも紹介した日本地ビール協会が開催しているビールの審査会です！
ビアフェスFacebookより引用
そう言われても、ビールの審査会って...？という方も多いかと思います。まずは審査会について説明したいと思います。
審査会はその名の如く、ビアジャッジの資格を持つ人や経験を積んだ醸造家が出品されたビールをそれぞれ審査/評価するのですが、ビールの審査会の特徴的な点はなんと言ってもそのスタイル（カテゴリー）の多さです。
ビールには居酒屋で飲むようなピルスナーと言われる種類や、小麦を多く使ったヴァイツェン、そしてホップを大量に使う大人気のIPAなど様々なスタイルや味わいがあります。最近では一言で"IPA"といってもすごく苦いものから全く苦くないものまで味の多様性はどんどん広がっています。
そのため、審査会でそれぞれのビールを適正に評価するためには各ビールの味わいごとに審査の基準を設ける必要があります。
(これは何の基準もないと味わいがばらばらでさすがの審査員も適正に評価を下せないためです。)
ではせっかくなので、その基準を覗いてみましょう！
ビアスタイル・ガイドライン2204
このガイドラインはスタイルごとに適正なアルコール度数、苦みやボディ感。そのほかにもモルトの味わいやホップの薫りなどさまざまな特徴が記されています。ぜひ気になるスタイルをのぞいてみてください。そして、審査会にビールを出品するブルワリーの醸造家はこのスタイルガイドラインでは現在118個あるスタイルの中から出品したいビールに一番合っているものを選び出品します。JGBAではさらにスタイルごとに樽部門と瓶/缶部門の2つに分かれているので、実際は118×2=236個の部門で審査が行なわれることとなるんです！
ここからは実際の審査方法について説明をしたいと思います。
↑審査会場の様子
ビアフェスFacebookより引用
まず、JGBAは世界的にみても珍しい絶対評価方式を採用しています。
各ビールごとに数人の審査員のグループでテイスティングを行い、そこで獲得した点数に応じて、金、銀、銅賞がそのビールに送られます。そのため、各スタイルごとに素晴らしいビールが複数あった場合は金賞が複数個のビールに送られるのがJGBAの特徴です。とはいえ、この金賞はかなり狭き門なので受賞ビールを見つけた際はぜひ飲んでみてください！
↑審査中の審査員
ビアフェスFacebookより引用
実は地ビール協会にはもう一つ毎年主催している審査会があります。
その名も「International Beer Cup（以下、IBC）」
IBC2023 in 金沢
ビアフェスFacebookより引用
IBCとJGBAが大きく変わる点は3つあります。
まず1つ目の違う点、JGBAは日本のビールのみを対象としていますが、IBCはインターナショナルの名の通り、世界中のビールが出品可能となっています。
2つ目は海外からも審査員を招聘するため、審査はすべて英語となります。JGBAの審査はすべて日本語です。
3つ目の違いはその審査方法です。
先ほどJGBAは絶対評価方式と紹介しましたが、IBCは相対評価方式となるため、金銀銅の各賞はスタイルごとに1つのみとなります。
相対評価ではもちろん1つ1つのビールには向き合うものの、それぞれにきっちりと点数をつけるというよりは各ビールの優劣を決めていくという感覚です。また、各賞に値するビールがないと判断された場合は金賞なしで銀と銅のみのようなことも起こりえます。世界的にはこの相対評価方式が主流です。
世界には他にも世界最大規模のアメリカのWorld Beer Cup, イギリスのInternational Brewing Awards, ヨーロッパのEuropean Beer Starなどなどさまざまな審査会が行われているので日本のブルワリーが入賞していないか要チェックです！
また、次回のIBCは10月に北海道で行われるのでそちらの結果もお楽しみに！
2月に開催されたJGBAの結果はコチラで公開されているので知っているブルワリーや好きなビールが入賞していないかぜひチェックしてみてくださいね。
それではまた。Good day everyone, 乾杯!!
＼ ビールの欲しいが見つかる ／
>> https://beermaps.jp/ <<
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【Infomation】
ビアマップス運営・編集スタッフ、ライター大募集！※リモートワーク相談可
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そんな方々でご興味あれば、メール（info@beermaps.jp）もしくはTwitterのDMにてお気軽にお問い合わせください！
ここ数日で一気に春模様の東京ですが、皆さんの地域ではもう桜は咲いていますか？
中の人も例年あまり行けていないお花見に今年こそは行きたいのですがいかに...
さて今回はまだ寒かった2月頭に開催された「Japan Great Beer Awards / ジャパン・グレートビア・アワーズ2024（以下、JGBA）」の紹介をしてみたいと思います。
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そもそもJGBAとは...？
以前のビールの資格の記事でも紹介した日本地ビール協会が開催しているビールの審査会です！
ビアフェスFacebookより引用そう言われても、ビールの審査会って...？という方も多いかと思います。まずは審査会について説明したいと思います。
審査会はその名の如く、ビアジャッジの資格を持つ人や経験を積んだ醸造家が出品されたビールをそれぞれ審査/評価するのですが、ビールの審査会の特徴的な点はなんと言ってもそのスタイル（カテゴリー）の多さです。
ビールには居酒屋で飲むようなピルスナーと言われる種類や、小麦を多く使ったヴァイツェン、そしてホップを大量に使う大人気のIPAなど様々なスタイルや味わいがあります。最近では一言で"IPA"といってもすごく苦いものから全く苦くないものまで味の多様性はどんどん広がっています。そのため、審査会でそれぞれのビールを適正に評価するためには各ビールの味わいごとに審査の基準を設ける必要があります。
(これは何の基準もないと味わいがばらばらでさすがの審査員も適正に評価を下せないためです。)
ではせっかくなので、その基準を覗いてみましょう！
ビアスタイル・ガイドライン2204
このガイドラインはスタイルごとに適正なアルコール度数、苦みやボディ感。そのほかにもモルトの味わいやホップの薫りなどさまざまな特徴が記されています。ぜひ気になるスタイルをのぞいてみてください。そして、審査会にビールを出品するブルワリーの醸造家はこのスタイルガイドラインでは現在118個あるスタイルの中から出品したいビールに一番合っているものを選び出品します。JGBAではさらにスタイルごとに樽部門と瓶/缶部門の2つに分かれているので、実際は118×2=236個の部門で審査が行なわれることとなるんです！
ここからは実際の審査方法について説明をしたいと思います。
↑審査会場の様子ビアフェスFacebookより引用
まず、JGBAは世界的にみても珍しい絶対評価方式を採用しています。
各ビールごとに数人の審査員のグループでテイスティングを行い、そこで獲得した点数に応じて、金、銀、銅賞がそのビールに送られます。そのため、各スタイルごとに素晴らしいビールが複数あった場合は金賞が複数個のビールに送られるのがJGBAの特徴です。とはいえ、この金賞はかなり狭き門なので受賞ビールを見つけた際はぜひ飲んでみてください！
↑審査中の審査員ビアフェスFacebookより引用
実は地ビール協会にはもう一つ毎年主催している審査会があります。
その名も「International Beer Cup（以下、IBC）」
IBC2023 in 金沢ビアフェスFacebookより引用
IBCとJGBAが大きく変わる点は3つあります。
まず1つ目の違う点、JGBAは日本のビールのみを対象としていますが、IBCはインターナショナルの名の通り、世界中のビールが出品可能となっています。
2つ目は海外からも審査員を招聘するため、審査はすべて英語となります。JGBAの審査はすべて日本語です。
3つ目の違いはその審査方法です。
先ほどJGBAは絶対評価方式と紹介しましたが、IBCは相対評価方式となるため、金銀銅の各賞はスタイルごとに1つのみとなります。
相対評価ではもちろん1つ1つのビールには向き合うものの、それぞれにきっちりと点数をつけるというよりは各ビールの優劣を決めていくという感覚です。また、各賞に値するビールがないと判断された場合は金賞なしで銀と銅のみのようなことも起こりえます。世界的にはこの相対評価方式が主流です。
世界には他にも世界最大規模のアメリカのWorld Beer Cup, イギリスのInternational Brewing Awards, ヨーロッパのEuropean Beer Starなどなどさまざまな審査会が行われているので日本のブルワリーが入賞していないか要チェックです！
また、次回のIBCは10月に北海道で行われるのでそちらの結果もお楽しみに！
2月に開催されたJGBAの結果はコチラで公開されているので知っているブルワリーや好きなビールが入賞していないかぜひチェックしてみてくださいね。
それではまた。Good day everyone, 乾杯!!
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